ピュアステムセルに含まれているスピルリナには多くの成分が含まれています。その中でも現代人が不足しがちである、ビタミンB群について紹介していきます。
ビタミンB群とは?
ビタミンB群とは、ビタミンB1・B2・B6・B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類を指します。ビタミンB群の主な働きは、エネルギー代謝の補酵素です。補酵素は代謝を円滑に行うための、潤滑油のような働きがあります。ビタミンB群は、細胞機能において不可欠で、エネルギー生産、DNA/RNA合成/修復、ゲノムおよび非ゲノム異化および同化酵素反応などに関与しています。ビタミンB群の欠乏は、さまざまな病気や症状、特に貧血、抑うつ、痴呆、自律神経障害、痙攣などにつながることがあります。
ビタミンB1
ビタミンB1が不足すると、糖質をエネルギーに変換しにくくなり疲労の原因になる可能性があります。脳代謝において中心的な役割を果たします。その欠乏は、末梢神経障害である乾燥脚気、浮腫と湿性脚気、および眼振、眼筋麻痺、運動失調が混乱、逆行性健忘症、認知障害、および混乱に発展するウェルニッケコルサコフ症候群をもたらします。
ビタミンB2
ビタミンB2は脂質の代謝に関わる補酵素として働きます。ビタミンB2は皮膚や粘膜の機能を正常に保つことに関係していますので、不足すると口内炎、口角炎、舌炎、脂漏性皮膚炎、角膜炎などを起こします。1日で必要なビタミンB2は納豆6パック分と不足しやすい成分です。
ビタミンB6
タンパク質の合成やアミノ酸、エネルギーの代謝に関わる栄養素です。また、正常な赤血球の生成にも欠かせない栄養素です。ビタミン6の不足は、脂漏性皮膚炎、小球性貧血、てんかん様痙攣、およびうつ病と混乱を招きます。よく運動する人やタンパク質を多く摂取する人は特に足りてない成分です。
ビタミンB12
ビタミンB6と同様に、タンパク質の合成やアミノ酸の代謝に関わる栄養素です。また、正常な赤血球の生成にも欠かせない栄養素です。ビタミン12が不足すると、貧血 脱力感や息切れを覚えたり、顔色が青白くなったりすることがあります。 神経が機能不全を起こすことがあります。
ナイアシン
ナイアシンはエネルギー代謝に関わり、数百種類の酵素の働きをサポートするといわれています。ビタミンB6やB1などと助け合う関係にあります。ナイアシンが不足すると、色素沈着を伴う限局性の発疹、胃腸炎、および認知機能低下を含む広範囲の神経脱落症状がみられます。
パントテン酸
エネルギー代謝の過程において中心的なサポート役として働く、コエンザイムAという補酵素の構成成分です。腸内細菌によって合成される栄養素です。パントテン酸が不足すると細胞内のCoA濃度が低下するため、成長停止や副腎傷害、生理的な悪影響(手や足のしびれと灼熱感、頭痛、疲労、不眠、胃不快感を伴う食欲不振など)が起こります。
※CoA:アセチル補酵素Aともいう.糖、脂肪酸、アミノ酸などの代謝によって生成する補酵素で、「活性酢酸」ともよばれます。
葉酸
ビタミンB12と共に正常な赤血球の生成をサポートします。その欠乏は貧血が生じて、疲労、蒼白、易怒性、息切れ、めまいが現れることがあります。 重度の欠乏症の場合、舌が赤くなって痛み、下痢となり、味覚が低下し、抑うつ、錯乱、認知症が生じることがあります。
ビオチン
ビオチンは糖代謝に関与するピルビン酸カルボキシラーゼ、脂肪酸代謝に関与するアセチルCoAカルボキシラーゼやプロピオニルCoAカルボキシラーゼ、アミノ酸の代謝に関与する3-メチルクロトノイルCoAカルボキシラーゼの補酵素として、エネルギーをつくりだす手助けをしています。ビオチンが不足すると、リウマチ、シェーグレン症候群、クローン病などの免疫不全症のほか、インスリンの分泌能が低下し1型および2型の糖尿病のリスクが高まることが知られています。そのほか、乾いた鱗状の皮膚炎、萎縮性舌炎、食欲不振、むかつき、吐き気、憂鬱感、顔面蒼白、性感異常、前胸部の痛みなど、さまざまな症状が現れます。
ビタミンB群は欠乏とまでいかずとも、不足するだけで上記のような症状が出る恐れがあります。また、ビタミンB1、B2、B6、およびB12の摂取量が多いほどうつ病のリスクが低いです。ビタミンB2、B6、B12とうつ病との関係は女性により顕著に表れています。ビタミンB群はストレスや飲酒、食べ過ぎで簡単に消費してしまいます。ビタミンB群は水溶性ビタミンのため、一度にたくさん摂取しても、尿中に排泄されます。日々、継続的に摂取したい成分ですね。また、お茶とトーストの食事が多い人やビーガン、飲酒の頻度の多い人は特にビタミンB群の不足しがちです。心当たりのある人は意識して摂取する必要があります。
ビタミンB群が含まれる食材と摂取目安
ビタミンB1
動物性食品では肉類や魚介類など、植物性食品では穀類や豆類などに多く含まれています。
・ビタミンB1を多く含む動物性食品と可食部100g当たりの含有量は、
生の豚ヒレ肉(赤肉):1.32mg、生の豚もも肉(赤肉):0.96mg、生ハムで:92mg
・ビタミンB1を多く含む植物性食品と可食部100g当たりの含有量は、
乾燥のごま:0.95mg、乾燥大豆(国産・黄大豆)0.71mg、炒りごま:0.49mg
推奨摂取量は、1.4㎎となっています。
ビタミンB2
肉や魚、乳製品、卵など動物性の食品に比較的多く含まれています。
・ビタミンB2を多く含む動物性食品と可食部100g当たりの含有量は、
生の豚レバー3.60mg、生の牛レバー3.00mg、生の鶏レバー1.80mgです。
・ビタミンB2を多く含む植物性食品と可食部100g当たりの含有量は、
焼きのり:2.33mg、干し椎茸:1.74mg、乾燥唐辛子:1.40mg
推奨摂取量は、
・男性
18〜49歳 1.3mg 1.6mg
50〜74歳 1.2mg 1.5mg
75歳以上 1.1mg 1.3mg
・女性
18〜49歳 1.0mg 1.2mg
50〜74歳 1.0mg 1.2mg
75歳以上 0.9mg 1.0mg
となっています。
ビタミンB6
野菜などの植物性食品からも肉などの動物性食品からも摂取できる栄養素です。
・ビタミンB6を豊富に含む植物性食品と100g当たりの含有量は、
生のにんにく:1.53mg、ピスタチオ:1.22mg、ドライバナナ:1.04mgです。
・ビタミンB6を豊富に含む動物性食品と100g当たりの含有量は、
生のミナミマグロ赤身:1.08mg、生のビンチョウマグロ:0.94mg、生の牛レバー:0.89mgです。
推奨摂取量は、
・男性1.4㎎
・女性で1.1㎎
となっています。
ビタミンB12
野菜や穀物、豆類などの植物性食品にはほとんど含まれていない一方で、さまざまな動物性食品から効率的に摂取することができます。また、海藻類のなかにもビタミンB12の摂取源となるものがあります。
・ビタミンB12を多く含む動物性食品と可食部100g当たりの含有量は、
生のしじみ:68.0μg、生の牛レバー:53.0μg、生のあさり:52.0μg
・ビタミンB12を多く含む植物性食品と可食部100g当たりの含有量は、
干しのり:78.0μg、味つけのり:58.0μg、焼きのり:58.0μg
推奨摂取量は、2.0㎎となります。
日々の生活の中でこれだけのビタミンB群の含まれる食材を摂取することはとても大変ですよね。ビタミンB群は多く摂取することによる害がなく、むしろ多くとるべき栄養素です。推奨量を超えていない方は勿論、足りている方もぜひ効率よくなるべく多くのビタミンB群をとりましょう。
サプリメントで補おう
ビタミンB群の必要性や効果は把握したが、食材だけでは十分に栄養素を摂取できないという方も多いと思います。そんな方に是非お勧めしたいのが、サプリメントです。
では、どのようなサプリメントがいいのでしょうか。そこで是非お勧めしたいのが、スーパーフードとして近年注目され始めている「スピルリナ」が含まれているサプリメントです。
スピルリナには、今回紹介したビタミンB群が豊富に含まれています。それに加えて、ミネラル分や必須アミノ酸など身体にうれしい成分も豊富に含まれており、サプリメントとしてはこれ以上にないほど最適です。スピルリナは藻の一種ということから、ビーガンの方も安心して服用することができます。皆さんぜひ、スピルリナのサプリメントを試してみませんか?