スーパーフードとして注目を世界中から集める「スピルリナ」。Googleで日本語を使いスピルリナと検索をするとサプリメントのページが多くありますよね。なんとなく「危険なのでは?」や「本当に健康にいいの?」と疑問をお持ちの方にピッタリな記事です。スピルリナの健康効果と可能性を最新の研究結果を交えてご紹介します。
世界で注目されるスーパーフード「スピルリナ」とは何?
スピルリナ(Spirulina Arthrospira platensis)は 熱帯および亜熱帯地域の強アルカリ塩湖に棲息する、青緑色の螺旋型の浮遊性単細胞微細藻類です。つまり、藻の一種ですね。シアノバクテリア として分類されていて、35種類程あります。スピルリナの学名は、1827年 Turpinがスピルリナを発見した地名南米アルゼンチン ラ・プラタ河流域が由来です。
スピルリナは、アステカ文明やマヤ文明、アフリカのカネンブス族などで古くから食料として使用されてきました。1960年代に再び注目され、その高い栄養価から「素晴らしい未来の食料源」として知られるようになりました。現在では、米国、日本、ギリシャ、スペイン、インド、中国など世界各地で栽培されています。
世界保健機関 国連世界食糧会議 国際応用微生物学会 安全性保証HACCP 適正製造規範 GMP 国連工業開発機構UNIDO 米国食品医薬品局FDA 安全性保証HACCP 適正製造規範GMP 品質や環境マネジメントシステム規格ISO 9001・ISO 14001 イスラムのHALAL、ユダヤのKOSHERなどの公的認定
などで安全性や健康への効果が認められているのです。
スピルリナは高い栄養成分と安全性から、健康食品、食品用着色料、水産養殖用の色揚げ材、家畜飼料など幅広い分野で利用されています。さらに、宇宙食としての研究も進められているのです。日本ではJHFAマークの認定を受け、特定保健用食品や機能性表示食品としての利用も進んでいます。米国では2000年頃に栄養成分が豊富な「スーパーフード」として紹介され、スピルリナはアサイー、カカオ、キヌア、チアシードなどと共に注目されるようになりました。
スピルリナは生産が非常に簡単で、タンパク質1kgの生産に必要な土地面積・水使用量は大豆と比較して土地面積は約1/21、水使用量は約1/3.5です。また、牛肉との比較では、1/257の面積、1/42の水で済むことが分かっています。

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研究結果から知る「スピルリナ」とは
スピルリナは60%以上のタンパク質と14%以上の炭水化物が含まれ、さらに多価不飽和脂肪酸、必須アミノ酸、鉄、カルシウム、マグネシウム、リン、セレンなどの微量栄養素が豊富です。抗酸化、抗炎症、免疫システムのサポート、活力維持などとても素晴らしい効果が期待できます。その効果やその他活用法について詳しく見ていきましょう。
「スピルリナ」による抗酸化作用・抗炎症作用のカギはフィコシアニン
スピルリナには、青色色素フィコシアニンの力によって抗酸化作用・抗炎症作用があります。フィコシアニンは、ヒドロキシル・ラジカル、パーオキシル・ラジカル、アルコキシル・ラジカルの除去を示す実験結果や、炎症性サイトカインの抑制効果があります。
抗酸化作用の研究
研究により、フィコシアニンが強力な抗酸化作用を持ち、ラジカル除去や酸化ストレス軽減に効果があることが判明しました。
抗炎症作用の研究
研究において、スピルリナを摂取したラットにおいて、炎症性サイトカインの減少や抗酸化酵素の上昇が確認され、脳梗塞やパーキンソン病モデルラットにも改善が見られました。
フィコシアニンを含むスピルリナは、抗酸化・抗炎症作用により健康維持や病気予防に役立つことが研究から分かりました。生活習慣病や老化の予防に効果が期待できます。
抗酸化とは
「抗酸化」とは、活性酸素によって起きる、身体の酸化を抑制する働きを指します。通常よりも活性化した酸素を「活性酸素」と呼びます。
この活性酸素が体に悪影響を及ぼさないよう、抗酸化は活性酸素の働きを阻害します。身体が酸化すると、老化や血管の老化、シミ、シワ、肌荒れなどのトラブル、生活習慣病、がんの原因となる可能性があるのです。抗酸化はこのようなトラブルを予防し、エイジングケアにも役立ちます。活性酸素は細胞や組織に対して損傷を引き起こすため、抗酸化は健康維持や病気の予防に非常に大切です。

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活性酸素とは
「活性酸素」とは、本来体内の代謝や細胞の機能に必要な分子のことを指します。不通の酸素よりも反応性が高まっているため、過剰に生成されると体を傷つけてしまうのです。不健康な生活習慣、偏った食事、ストレス、病気などにより、過剰に生成されると、細胞が損傷し、老化や病気の原因となってしまいます。
主に、老化、動脈硬化、皮膚の変形(しわやしみ)、脳神経疾患、眼疾患、呼吸器や循環器系の障害、消化器の病気、腎臓疾患、糖尿病、アレルギー、免疫不全、発癌などを引き起こす可能性があります。
活性酸素が過剰に生成される原因は数多くありますが代表例として、激しい運動、過剰なアルコール摂取、喫煙、ストレス、不規則な生活、偏った食事、紫外線の過剰な曝露、特定の薬物摂取、環境汚染などが挙げられます。自分の生活習慣を見直してみましょう。
抗炎症作用とは
抗炎症作用は、体内の炎症反応を抑制し、炎症に伴う痛みや腫れ、赤みなどを軽減する効果を指します。炎症は細菌感染や怪我などに対する免疫反応の一つですが、これが慢性化すると体に悪影響を及ぼすことがあります。抗炎症作用をもつ物質は、炎症状態を和らげる効能があるのです。
抗炎症作用を持つ成分は、慢性炎症を抑えることで病気の予防や健康維持に関係しています。特に心臓病や関節炎、アレルギーといった疾患は炎症が関連しており、抗炎症作用はこのようなリスクを減らすことに重要な役割を果たします。日常の食生活で抗炎症の要素を取り入れることで、病気の予防だけでなく、日々の活力と健康の向上を図ることができます。
抗酸化・抗炎症の結果、このような生活習慣病の改善や予防に効果があります。
高血圧の改善 脂質異常症の改善 高血糖の改善 肥満者の体重減少 高脂血症患者のコレステロール低下 耐糖能改善
研究結果
2型糖尿病患者の血糖値改善
25名の2型糖尿病患者に対してスピルリナを1日2g、2ヶ月間摂取させた結果、空腹時および食後血糖値、血清脂質レベルが低下しました。
高血圧の改善
25-60歳の糖尿病患者50名(男女各25名)に対して、3ヶ月間スピルリナを2g/日摂取させた結果、過剰な鉄の排出に基づく高血圧症の改善が見られました。
抗腫瘍作用
フィコシアニンは、細胞周期調節不全による増殖分化やアポトーシスの誘導により、非小細胞肺がんや乳がん細胞の増殖を抑制することが報告されています。また、化学療法剤と併用することで抗腫瘍・抗炎症作用が増強することも判明しました。
高脂血症患者のコレステロール低下
37-61歳の男女52名を対象とした研究では、スピルリナの摂取により血清脂質の低減改善が報告されています。
スピルリナは、豊富な栄養素と高い抗酸化能を持つことから、生活習慣病の予防や改善に効果的であることが複数の研究から分かりますね。
::コラム 抗放射線作用::
スピルリナは抗酸化作用、抗炎症作用、免疫サポート作用を持ち、これによって放射線による酸化ストレスや免疫障害、がんのリスクを軽減します。また、重金属や放射性物質と結合して、体内から有害物質を排出してくれます。
チェルノブイリ原発事故後の健康改善
チェルノブイリ原発事故で白血病や貧血、免疫低下に苦しむ子供たちの症状に、スピルリナが放射線障害を改善しました。原発解体作業者162名も、スピルリナを含む植物由来の放射性物質排出促進治療で中枢調節機能の改善や合併症の予防に成功しました。
スピルリナは放射線による健康障害に対して効果的であることが分かりましたね。酸化ストレスや免疫障害の軽減に役立ちます。チェルノブイリ原発事故後の健康改善や動物実験での保護効果が実証されていて、放射線被曝からの回復や予防に対する天然の治療手段ですね。
食品だけじゃない「スピルリナ」の医療・工業分野への応用
スピルリナは高タンパク質で生産効率が良いことから、遺伝子組み換え技術の研究が進められています。そのため、スピルリナは医療や工業分野で注目されているのです。特に、遺伝子組み換え技術やバイオテンプレートとしての利用、宇宙空間での応用に熱視線が注がれています。
遺伝子組み換え技術
スピルリナ内にマラリア抗原を発現させる経口ワクチンの開発が進められています。スピルリナをベースとするワクチンは、普通の経口ワクチンのような冷温維持がいらず、植物バイオテクノロジーによる生態系への悪影響も抑えることができます。
バイオテンプレートとしての利用
スピルリナに銅やニッケルをメッキして作られるコイルは、高周波の電磁波や光を吸収します。そのため、電子機器の電波吸収体としてのシールド効果が期待されます。
宇宙空間での応用
NASAが生きたスピルリナを国際宇宙ステーションに打ち上げ、微重力下でも増殖し、地球上と同じ様に酸素を作ることが判明しました。また、日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、スピルリナを使った省資源でコンパクトなタンパク質生産システムの開発が進められています。スピルリナは宇宙飛行士の排出する二酸化炭素を吸収し、酸素を供給しながら栄養源として活用することが期待されています。
「スピルリナ」のこれからに注目しよう!
スピルリナは青色色素フィコシアニンによって、強力な抗酸化作用や抗炎症作用があることが分かっています。その他にも、医療・工業分野での活躍が期待されています。副作用が出たとする論文はなく、安全性においては問題ないとされていますが、サプリメントや化粧品などを使用する際は用途や量を守るようにしましょう。スピルリナは食品としても、医療や工業分野においてもまだまだ研究が始まったばかりです。素晴らしい栄養素や性質を持っていることは確かなので、これからどうなっていくか期待して見ていきましょう。
私たちの事
VITAPUREブランドは Physician Wellness Group (フィジシャンズ・ウェルネスグループ)によって作られました。 Physician Wellness Group は、予防医学と総合的な健康の重要性と必要性を理解している、厳選された医師とビジネス リーダーからなるグループです。医師が患者に教育情報を提供できるよう支援するために集まりました。ヘルスケア業界で初めて、医師は、男性の健康、女性の健康、予防栄養、食事療法、減量、スポーツ、フィットネスなどの分野をカバーする医薬品グレードのサプリメント製品を自信を持って患者に提供できるようになりました。当社の製品ラインは、FDA が定めた OTC 医薬品製造基準に従っています。当社は NASA、国際オリンピック委員会、世界反ドーピング協会などの機関からサポートを受け、提携しています。
私たちは、水産農業と収穫における 20 年以上の経験を経て、ヴィタピュアは抽出物生産の専門家になりました。 近年、スピルリナに含まれるフィコシアニンに注目し、抽出技術の特許を獲得しています。長年の研究開発の結果としてCeruleが独自に開発したものです。 この専門知識により、同社は原材料から最終製品に至るまでのプロセスを管理し、すべての段階で高い品質管理基準を確立しました。
医師の紹介
アンドリュー・ジョージソン博士
米国外科委員会の認定医であり、米国外科学会の会員であるジョージソン博士は、外傷および腹腔鏡手術の分野を専門としています。最近では、低侵襲血管手術の開発と使用の先駆者として貢献しました。ジョージソン博士は米国抗老化医学アカデミーの会員であり、抗老化医学と再生医療を診療に取り入れています。栄養、運動、そしてサプリメントの知識を活用して、彼は多くの患者が数多くの怪我から回復し、大幅に短縮された時間で活動に復帰できるよう支援してきました。
ジュリアン E. ベイルズ医学博士
ウェストバージニア大学神経外科教授兼部長。ジュリアン E. ベイルズ医師は、スポーツ医学、特に中枢神経系と脊椎に対する怪我の影響に関する専門家です。彼は現在、ウェストバージニア大学医学部神経外科の教授兼学部長を務めています。 9 年間、ピッツバーグ・スティーラーズのチーム医師を務め、1993 年からはナショナル・フットボール・リーグ選手会の神経学的コンサルタントを務めています。現在は、引退アスリート研究センターのメディカル・ディレクターでもあります。ベイルズ博士は、いくつかの権威ある医学雑誌で編集業務を行っており、100 以上の科学論文を発表しています。
スピルリナ製品紹介
ピュアステムセル(Pure Stem Sell)
ピュアステムセルは、ヒトの細胞にキズがついた時に回復する機能を持つ「幹細胞」をサポートするサプリメントです。コンブやワカメ、モズクなどの海藻類に含まれるフコイダンと、約35億年前から地球で育ってきた「藻」の一種であるスピルリナ、米国オレゴン州南部のクラマス湖に自生している藍藻であるAFAを高濃度で配合しており「眠れない」「集中できない」「元気がない」などの、根本的に感じる不調にアプローチします。事実、成体幹細胞の分泌をサポートすることが臨床的にも証明されています。
AFA
AFA(アファニゾメノン・フロス・アクア)は、シアノバクテリア科に属する米国オレゴン州 南部のクラマス湖に自生している藍藻です。 国立公園と森林に囲まれた火山地域に抱かれたクラマス湖は、堆積物と鉱物により豊富な独自の生態系を形成しており、世界で類を見ない藻類の繁殖の促進・維持を誇っています。 AFAは人間に必須主要栄養素であるタンパク質、食物繊維、微量栄養素の豊富に含まれる藻です。
フコイダン
フコイダンとは褐藻などに多く含まれる成分で海藻のヌメヌメの正体です。ピュアステムセルでは数ある海藻の中から、大昔から人に親しまれているワカメから抽出しています。 ピュアステムセルで選ばれたワカメは、世界で最も自然のままの海洋環境で採取されています。厳しい環境で育つため、有効で成分が多く含まれていることが特徴です。ワカメにはポリフェノールが豊富に含まれており、酸化ストレスによる損傷から細胞や組織を守るのに役立ちます。
ブラックシード
ブラックシードとは、キンポウゲ科のニゲラの種で、ブラック・クミンと呼ばれることもあります。紀元前から古代エジプトやアラブ諸国などで薬として重宝されてきました。ミネラル、鉄分、オメガ3脂肪酸が多く含まれており、アレルギーや糖尿病、偏頭痛などの改善や免疫力UPの効果があります。ツタンカーメンの埋葬室から出土したことで、広く名前を知られるようになったスーパーフードです。
ピュアインフラメーション(Pure Inflammation)
ピュアインフラメーションサポートは無数の健康上の問題に関連している全身の火災を整え、活動的なライフスタイルをサポートすることができるサプリメントです。スピルリナに含まれる、フィコシアニンを抽出、凝縮したサプリメントです。体の柔軟性、身体の違和感、体の火災による不調などが改善されます。

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