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スピルリナ由来の商品は何故青いものがあるの?ー希少な天然青色色素フィコシアニンとはー

世界的に注目されている「スピルリナ」ですが、スピルリナを使った製品の中には綺麗な青色をしたものがあります。スピルリナは緑色の藻なのに鮮やかな青色をしていると化学的な着色料が使われているのでは?と不安に思うかもしれません。実はその青色は「フィコシアニン」と呼ばれる、天然の色素なのです。

スピルリナはスーパーフードと呼ばれ様々な体に良い効果があります。(抗酸化作用・抗炎症作用・抗ウイルス作用など)その効果のほとんどが、この”フィコシアニン”によるものなのです。

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フィコシアニンとは一体どのようなものなのでしょうか。

フィコシアニンとは

フィコシアニンとは、スピルリナなどの藻類の光合成に必要な成分です。天然の青色色素で、健康にもよいことからアイスや化粧品など幅広く利用されています。フィコシアニンには、抗酸化、抗炎症、抗菌、抗癌、神経変性、糖尿病、創傷治癒、色素沈着過剰など、とても多くの効果がありますが、抽出や凝縮の技術が大変に難しくアイスなど着色料として使われている物を食べても効果はあまりないと思われます。

フィコシアニンはファイトケミカルー強力な抗酸化作用ー

ファイトケミカルとは

ファイトケミカルとは、植物が環境や外敵から身を守るために作り出した成分のことを指します。人間が体内で生成できるものではなく、抗酸化作用があるのです。体の酸化は生活習慣病の大きな原因になってしまったり、見た目の老化や慢性的な体調不良に繋がってしまいます。

そのため、人体に必須ではないが、健康に良い効果をもたらすとしてファイトケミカルが注目されています。

ポリフェノール・ケルセチン・アントシアニン・イソフラボン・カロテン・リコピン・カテキン・ベータカロテンなどもファイトケミカルの1種であり、フィコシアニンもその仲間です。

スピルリナは他の食品に比べ、栄養の吸収率が非常に良いことで知られています。そのため、強力な抗酸化作用の力を最大限人体に活かすことができるのです。

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